Tetto Art School ＊2008

1. 2024/11/27(水) 16:46:34|
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フュージングとは、ガラスをキルン（窯）に入れ、高温で溶かし溶着させる技法です。英語のFusion（融合）という意味のとおり、ガラス同士を融合させる技法です。

写真は板ガラスのサンプル（焼き色見本）を作る際に、ガラスを窯入れしたところです。

こちらができあがった色見本です。同じ色で上下2段に分かれていますが、上段が焼く前のガラス、下段が焼いた後のガラスです。焼く前と焼いた後でガラスが変色しています。（変色しないガラスもあります。）

学校の壁にはこの色見本がずらーっと並んでいます。

Tetto Art Schoolの生徒さんたちは、まず作る作品を決め、始めにこのサンプルボードを見に行きます。そして焼いた後のガラスの色を確認し、使うガラスを選びます。

板ガラスの種類は500ほど。板の他にも棒状のガラス、粉状のガラス、粒状のガラスがありますが、基礎科の生徒さんたちは主に板のガラスを使います。

ガラスを切るには写真のオイルカッターを使います。（このカッターは学校で常に使用しているものなので、ちょっとボロですが…）

ガラスは紙を切るようにいきなりカッターでズバッと切れるわけではありません。このカッターの先端に人造ダイヤモンドの粉が付着した小さな車輪がついていて、板ガラスの表面に傷（スコア）をつけます。その傷からガラスを割ります。

そんなことを言うと難しいのでは…と思われますが、1回目のレッスンでガラスの切り方を練習しますので、どなたでも30分ほどで切れるようになります。今まで切れなかった方を見たことないので大丈夫です。

こちらは生徒さんが作った作品の焼成前の姿です。ガラスを細かく切り、透明の土台の上に並べています。切りっぱなしのガラスが並んでいるのでシャープな印象ですが、焼くと土台の透明と溶け合い、やさしい印象に変わります。

焼成温度によってもできあがりの雰囲気が変わりますが、最初は何度で焼いたらいいのか分からないと思いますので、最初の数作品はこちらで温度を指定します。何作か作っているうちに好みの焼き加減が出てくると思いますので、フュージング本科の生徒さんは自由に温度を決定しています。

フュージング技法は気をつけなければいけないポイントがいくつかあるのですが、レッスンでポイントをお教えしますので、それ以外は自由な心で色の組み合わせやデザイン、形を決めていただけます。

どうしてもデザインが思いつかないときは、他の生徒さんが作った作品や見本を参考にしてみてください。すてきな作品が作れるはずです☆


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1. 2010/10/21(木) 10:00:00|
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